インタビュー
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地域密着の歯科医院として、幅広いお口のお悩み、急な痛みに対応しています
地元の皆さまが何でも相談できる歯科医院として、特定の分野に特化することなく幅広く診療しています。仕事や学校のご都合に合わせて通院しやすいように、平日は19時まで、土曜日も13時まで診療しています。急な痛みや矯正器具のトラブルなどがありましたら、受付時間外でもお電話ください。夜遅い時間や早朝でも、できる限り診療いたします。
治療時間を長めにとっているとのことですが、その理由を教えてください。
長い時間をかけること自体が目的ではなく、患者さまに笑顔で帰ってほしいというのが理由です。今お困りの痛みを取るため、また、目立ちやすい前歯を失った患者さまをそのまま帰さないため、治療を進めておくのに時間を長めに設定しています。
治療時間が長いと指摘を受けた場合は、どのように説明しているのでしょうか。
できるだけ1回の治療でお口を良い状態にするため、必要な時間だと事前にお伝えしています。しかし、患者さまにもご都合はありますので、難しい場合は折り合いのつくところを探します。
具体的な検査内容を教えてください。
まず、体調、持病、常用薬、アレルギーのことをうかがいます。次に、今お困りのことと治療についてご要望をお聞きします。それから、レントゲンと歯周病の検査という流れです。レントゲン撮影と歯と歯茎の隙間にある歯周ポケットの検査をすると、その患者さまがどうして歯周病になったかを知ることができます。
歯周病は細菌による感染症で、その細菌が問題を起こす要因は二つあります。一つは免疫力が低いことで、全体的に歯茎が下がっていきます。もう一つは一部だけが下がっている場合で、その部分の噛み合わせが悪く力がかかっていることが主な原因です。このように検査結果とお口の状態を参考にして、必要な治療を提案いたします。
説明をするときに気をつけている点を教えてください。
患者さまを責めないよう、気をつけています。歯科医院に来る時点で患者さまは治療しようと思ったから来ているのに、その意欲を削るべきではありません。
どこか悪い歯があったとしても、ご本人のせいとは限りません。お口の細菌はどなたにも同じものがいますが、患者さまによってその割合が違います。ある種類の細菌が多い患者さまは、一生懸命歯磨きをしていても歯周病が進行してしまいがちです。磨き残しが原因となる場合もありますが、どなたにもクセがあり、ちゃんと磨いていても行き届かなかったということもあるでしょう。
歯だけではなく患者さまのやる気も大切にしています。
治療計画の立案で気をつけている点を教えてください。
まず、患者さまのご要望に添うことを大切にして立案します。お忙しかったり経済的な事情があったりして「ここだけ治療してほしい」とおっしゃる方に、時間や費用がかかるゴールを示しても、悲しい思いをさせてしまうだけでしょう。もし、私が考える治療のゴールも聞いてみたいということでしたらお答えしますので、気軽にお尋ねください。
治療の選択肢はどのようにご提案しているのでしょうか。
難しいですが、患者さまがどこまでを望んでいらっしゃるのかを考えながらご提案します。同じ歯を失った状態でも、インプラントを希望される方もいれば保険診療で十分という方もいらっしゃるでしょう。保険診療と自由診療を組み合わせた治療も可能です。「自由診療でかまわないから良い治療をしてほしい」という患者さまには、できる限りの治療を提案させていただきます。
お子さまの矯正でも検査などに時間をかけているのでしょうか。
お口全体の矯正を希望される場合でしたら、検査と説明を合わせて1時間くらいとお考えください。検査料は3万円で、ほかの患者さまがいない時間外に実施することもあります。検査では、前から見たレントゲン、横から見たレントゲン、噛み合わせ、お口の中の写真、歯型の模型を確認させていただき、頭の骨に対する顎骨の出っ張り具合などを計測し数値化します。それを踏まえて、矯正にかかる期間や使う器具を説明しますので、ご検討ください。
部分矯正でしたら15分ほどの検査だけですが、将来的な横顔の美しさなどを考えると、全体的な矯正をおすすめします。
矯正に踏み切れない親御さまへアドバイスをお願いします。
親御さまにはお子さまの将来を見据えて判断していただきたいと思っています。今はまだ、歯並びが悪い、顎が出ているからと言って、お子さま本人は気にも止めないでしょう。矯正治療をする必要性も理解できないかもしれません。しかし、成長するにつれて外見が気になり出すことは十分に考えられます。
お子さまが大人になってから口元を気にせず生活できるように、まずは検査からでもご相談いただければと思います。
40代の女性の予防診療はどのようにすすめるのが良いでしょうか。
40代の女性でしたら、将来について考えてみてはいかがでしょうか。歯周病の患者さまであれば特にですが、「このままご年齢を重ねたらこんな入れ歯になるんですよ」と言って見本をお見せしています。入れ歯への抵抗感から、予防に取り組み始める人も多いようです。
入れ歯よりもご自身の歯のほうがいいのはもちろんですし、歯科医師がどんなに頑張って良い被せ物を入れても、天然の歯にはかないません。今ある歯を大切に、予防していただければと思います。